体験通所って、どんな感じなんだろう?
見学では、支援員さんと面談をして、事業所の様子を少し見せてもらう程度で終わりますが、通所となると、他の利用者さんと一緒にプログラムを受けることになり、実感や印象が変わってきます。
今回は、就労移行支援事業所にいくつか体験通所をした体験談をご紹介します。
1日のスケジュール
事業所によって違いはありますが、大体↓のようなスケジュールでした。
事業所によっては、ホームページで1日のスケジュールを公開している所もありますし、見学へ行くとプログラム表をもらえるので、確認をしてみてください。
事業所によっては、ネームストラップを渡されて首からかけておく所もあれば、ない所もありました。
また、日報の記入が紙の所もあれば、パソコン上でペーパーレスの所もありました。
終日体験となると、1日およそ6時間くらい、事業所で他の人たちと過ごすことになります。6時間が長いと感じられる人は、支援員さんと相談をして、午前のみにするなど短くしてみる方法もあります。
お昼休憩の時間は、外に昼食を食べに行く人もいたり、コンビニなどでご飯を買ってきて事業所で食べる人もいたり、ランチ提供のお弁当を食べたりと、様々な過ごし方をしていました。
ランチ提供がない事業所だと、冷蔵庫や電子レンジが用意されていて使用できる所もありました。
そういった設備面も、体験の時にチェックできるといいですよ。
朝礼、夕礼
事業所によっては、利用者さんが交代で日直を担当するところもあれば、支援員さんが交代で日直を担当する所もありました。
また、朝礼班など、役割分担をして一部の利用者さんが日直を行っている所もありました。
利用者さんが交代で日直をする事業所に関しては、都合が悪ければ、「明日は午後からの通所なので、辞退します」といったように、断り方の練習をされていました。
また、朝礼の時に4人くらいで1グループとなり、決められたお題(例えば、最近よかったことは何かなどの雑談)に沿って話をする所もありました。しかし、話したくない場合は「パス」と言えば大丈夫でした。
朝礼後に軽くストレッチをする所もあれば、ない所もありました。
プログラム
体験で緊張するかもしれませんが、グループワークに参加することができると、他の利用者さんの様子が実感できます。
また、eラーニングなどのパソコンで動画学習を提供している事業所では、実際に体験をすることができると、通所した時の自習イメージが付きやすいです。
他には、パソコンのドライブ上で資料を保管している事業所もあるので、ドライブのファイルを見ると、今まで利用者さんがどのようなプログラムを受講したのかを確認することができます。
受講するプログラムによっては、外部講師を招いている事業所もありました(例:就活研修で障害者雇用関連の仕事をしている会社の人を講師に招く、など)。
在宅訓練に関しては、支援員さんに相談をして在宅訓練日にしている所もあれば、全員一斉に在宅訓練日を設定して実施している所もありました。
事業所ごとの特色を見て、自分がどのような所に通いたいのかを考えてみてください。
支援員さんと面談
体験通所をすると、1日の終わりに支援員さんと面談の時間があります。「今日はどうでした?」などの感想を聞かれたり、現在の困りや今後の就労希望などについて聞かれたりします。
面談については、毎回同じ支援員さんと面談する所もあれば、毎回違う支援員さんと面談をする所もありました。
通所をすると、定期的に支援員さんと面談をすることになるので、支援員さんと話した時に、自分がどのように感じたのかを大事にしてください。
私はいくつか体験通所をする中で、冷たい印象の支援員さんもいれば、話しやすい支援員さんもいました。不定期に支援員さんの異動や退職もあるので、通所期間中ずっと話しやすい支援員さんがいるとは限りませんが、通所を決める時点で、話しやすい支援員さんがいる所を選択肢の1つとして考えてみましょう。
体験通所の感想
一言で言うと、心身共に疲れます。
慣れない場所で、慣れない人たちと、6時間くらい一緒に過ごすので、緊張をします。
そのため、体験通所のスケジュールは、1日行ったら1日休むなど、あまり予定を詰め過ぎないことをおすすめします。自分の心身の状態と相談をしながら、進めてみてください。
通所する事業所を決める
いくつか見学や体験通所をして、最終的にどこの事業所に通所したいのかを決めます。
上記のように、自分なりのチェックリストを作って、それぞれの項目について考えてみましょう。
私はそれぞれの項目を、事業所ごとに10点満点で点数をつけてみて、平均値が一番高かった所に通所を決めました。
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