身体症状が出る前に、発散する
あなたは人間関係で嫌なことがあった時、後で頭痛や胃痛など、身体症状として反応が出たことはありませんか?
身体症状が出てしまうと、度合いによっては仕事に支障が出たり、休日の過ごし方に影響が出たりしてしまい、困る場面が増えてしまいます。
身体症状が出てしまうのは、それまでに自分の中に溜め込んでしまった過程があるということです。
そして、自分の中に溜め込んでいるものがあることに気づいてほしいという、体からのサインです。
体からのサインを受け止め、身体症状が出るまでの過程を意識してみませんか?
体に反応が出る前に発散していけるようになると、しんどさが少しゆるめられるかもしれません。
身体症状が出るまでの過程がある
身体症状が出るまでには、過程があります。
- 他の人からの嫌な言動を受け流す
- 「自分は大丈夫」と強がる
- 「これくらい何てことないから、忘れよう」と逃げる
- そう思っても忘れられない時に、体に反応が出る(例:頭痛や胃痛などの身体症状)
1段階目で、表面上は受け流そうとしても、それができないと強がります。
2段階目の強がりがきかないと、逃げようとします。
3段階目で、逃げようとしても逃げられない状況になると、身体症状が出てきます。
つまり、4段階目に進む前、3段階目までで、受け流す以外の応答をしたり、強がらずに自分の気持ちを素直に言葉にしたりできるようになると、身体症状を抑えられるようになってきます。
言葉で発散する練習
言葉で発散する練習を、NG例とOK例を挙げて説明したいと思います。
状況:友人から、「〇があなたのこと嫌いって言ってたよ」と言われた
- NG例:「そうなんだ~」と受け流す
- OK例:「どうして?」と理由を聞いたり、悲しいなら「それを聞いて、私は悲しい」と言ったりする
咄嗟の切り返しが難しいようであれば、「へぇ~」や「あぁ~」など、肯定とも否定ともつかない言葉を発して、一旦間を置いてから話す、という方法もあります。
ちなみに、他の人からされて嫌だったことを、後から文字にして書き表すのはおすすめしません。
なぜなら、嫌だった記憶が強まってしまうからです。
大切なことは、その時、その場で向き合うことです。
まとめ
身体症状が出てしまったら、
- 体からのサインだと思って受け止める
- 身体症状として出る前に、対策をする:受け流さない、強がらない、逃げない
- 後から文字にして振り返るのはやめる
体の不調は、心の不調のサインです。
そのまま放置せず、対処していきましょう。
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