自分が大丈夫だと感じられる部分と、そうではない部分を把握する
大人であれば、「あー、仕事嫌だな…」
子供であれば、「あー、学校嫌だな…」
なんて思うことがありますよね。
しかし、全体的に「嫌だ」と捉えてしまうと、しんどくなってしまいます。
しんどさをゆるめるために、自分が大丈夫だと感じられる部分と、そうではない部分を細分化して、捉えてみませんか?
全体的に捉えてしまうと、大丈夫な部分まで大丈夫ではないと感じてしまう
全体的に物事を捉えた時、その中には「自分が大丈夫だと感じられる部分」と、『自分が大丈夫だと感じられない部分』が合わさって存在しています。
「自分が大丈夫だと感じられる部分」は、そのまま確保しておきます。
そして、『自分が大丈夫だと感じられない部分』に焦点を合わせて、どのようなアプローチをすればいいのか、考えてみましょう。
物事を細分化して捉える練習
職場の飲み会の例
- 自分の意識:「飲み会が嫌だ」
- 細分化して、大丈夫だと感じられる部分を探る:「みんなでご飯を食べるのは大丈夫」
- 細分化して、大丈夫だと感じられない部分を探る:「仕事の愚痴を聞かされるのは嫌だ」
- 更に細分化して、仕事の愚痴の何が大丈夫ではないのか探る:「楽しい気分ではなくなる」
こうして細分化すると、仕事の愚痴を聞かされる時間は楽しい気分ではなくなるけれど、飲み会自体は嫌ではないということがわかります。
それがわかれば、「仕事の愚痴が始まったら、別の話題を振ってみよう」などの対策ができます。
不登校の子供の例
- 子供の意識:「学校が嫌だ」
- 細分化して、大丈夫だと感じられる部分を探る:「学校の中でも、保健室は大丈夫」
- 細分化して、大丈夫だと感じられない部分を探る:「教室へ行くのが嫌だ」
- 更に細分化して、教室へ行くことの何が大丈夫ではないのか探る:「教室にいる、〇〇さんに会うのが嫌だ」
こうして細分化すると、学校の教室へ行って、〇〇さんという特定の人物に会うことは難しいけれど、保健室に登校することならできそうです。
それがわかると、「まずは学校の保健室に行くところから始めよう」となるのです。
細分化して捉えるということは、目標を小さな目標に細分化して達成していくということにも関連するので、「少しずつ変化する」も参考にしてみてください。
まとめ
物事を全体的に捉えてしまうようなことがあれば、
- 細分化して、自分が大丈夫だと感じられる部分と、そうではない部分を把握する
- 細分化して、大丈夫だと感じられない部分に焦点を当ててアプローチする
自分が大丈夫だと感じられる部分は大事にしつつ、そうではない部分の改善に向けて集中できるといいですね。
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