少ない経験から、「〇の時は△しないようにしよう」と決めるのは危うい
あなたは数回の経験を基に、「〇の時は△しないようにしよう」とマイルールを作っていませんか?
あらかじめ決めておくと、行動をするかしないかの判断はしやすいかもしれません。
しかし、ルール化することが、重要なことなのでしょうか?
少ない経験からルール化し、その通りに行動することは、危ういです。
重要なことは、そのルールが毎回当てはまるものなのかどうかです。
マイルールが行き過ぎると、自分で自分を生きづらくしてしまう
なぜなら、ルール化して縛られすぎてしまうと、自分で自分の可能性を狭めてしまうことにつながるからです。
何度か経験しただけで、「〇の時は△しないようにしよう」とルールを作っても、次の機会に全く同じ状況が起こるとは限りません。
他の人が絡んでいることであれば、いつも同じ人とは限らないし、同じ人でも、前回と今回では状況が違うことも多々あります。
このように、どちらかというと、状況は毎回違う場合の方が多いかもしれません。
大切なことは、「今回は〇だった。けれど、次回は違うかもしれない」と考えて、柔軟に対応していくことです。
マイルールを手放す練習
今回は映画館の出来事を例に、マイルールを手放す練習をしてみます。
①場所:映画館
②時:上映中
③状況:
- 前列にいる子供が声を出していて気になった
- スマホを取り出して見ている人がいて、画面が光っているのが気になった
④自分が今回作ったルール:
映画館は落ち着かない→家で見る方が落ち着いて見られる→映画は家で見よう
⑤このルールは毎回当てはまるのか?
- 毎回子供連れがいて、子供が上映中に声を出すわけではない
- 毎回スマホを取り出して見る人がいるわけではない
⑥結論:
- 映画館で落ち着いて見られない時もあるけれど、落ち着いて見られる時もある
- 映画は家で見てもいいし、映画館で見てもいい
このように、細かく整理して、自分が作ったマイルールと、今後その状況が必ず起こるのかを考えてみましょう。
必ずしも毎回同じになるわけではないことが確認出来たら、「~でもいいし、…でもいい」と、マイルールを外して、幅を持たせましょう。
そうすることで、自分の前に分かれ道がいくつか見えてきます。
その中から、どの道を選んで進むのかは、あなた次第です。
まとめ
数回の経験からルール化した時は、
- 毎回そのルールが当てはまるものなのか、考えてみる
- 「~でもいいし、…でもいい」と、マイルールを外して、幅を持たせる
「〇の時は△しないようにしよう」よりも、「~でもいいし、…でもいい」の方が、幅が広がって、生きやすいと思います。
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