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過去の出来事を客観的に捉える


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生きづらさをゆるめる

主観で捉えている過去の出来事を、客観的に見直す

過去を振り返ってみた時、「あの時は嫌だったなぁ…」と思う出来事はありますか?

その出来事を主観(自分1人の考え方)で捉えるか、客観(自分以外の多くの人たちに共通する考え方)で捉えるかの違いが、生きづらさをゆるめるヒントになります。

主観で捉えているうちは、他人のせいにしてしまいがち

主観で過去の出来事を捉えているうちは、「あの時は、〇さんのせいで△になったんだ!」など、自分に都合がいいように解釈してしまいがちです。

しかし、それはあくまで自分1人の考えであって、それを他の人に話した時、「〇さんだけが悪いわけじゃないよね?」、「でも、〇さんは◇してくれたんだよね?」など、他の人たちが共通して理解できるような考え方、一般化された考え方というものがあります。それが客観です。

そうした客観的な考え方と、主観のズレが大きければ大きいほど、「他人は自分のことをわかってくれない」など、他人との間に自分で溝を作ってしまうことになるのです。

では、こうした溝をなるべく作らないためにはどうすればいいかというと、他の多くの人たちが共通して理解できるような客観的な考え方で、過去の出来事を捉え直すことです。

過去の出来事を客観的に捉え直す練習

2つ例を挙げてみます。

①友人とケンカした出来事

状況:友人に「鉛筆貸して」と伝えたら、貸してもらえなかった。その後、友人から「鉛筆貸して」と言われた時、貸さなかった。そしたら、友人から無視された。

主観:鉛筆を貸してくれなかった友人が悪い!

客観:どっちもどっちだよね。友人が鉛筆を貸してくれなくても、自分は貸せばよかったんじゃないかな?

②職場で同僚が昇進した出来事

状況:職場の同僚が、自分よりも先に昇進した。

主観:自分も仕事を頑張っているのに!どうして同僚が先に昇進するんだ!不当な評価だ!

客観:同僚は人一倍仕事を頑張っていたから、評価されたんだな。どんな部分を頑張って昇進に至ったのか、今度聞いてみよう。

客観的に捉える時のポイントは、主観から離れた視点をいくつか持って見てみることです。

年齢、性別、環境など、自分とは違う複数の人たちを思い浮かべて、その人たちの考えを1つ1つ想像した後、共通する考え方はどんなものなのか探ってみてください。

まとめ

自分がより生きやすくなるために、

主観で捉えている過去の出来事を、客観的に見直す

複数の視点を持てば持つほど、「あんな考え方もあるな」、「こんな考え方もあるな」と、視野を広げて考えることができます。

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