私、ネットのHSP診断をやってみたら、HSPだったの。
母も診断をやってみたらHSPだったから、遺伝したみたい。親子って似るのね。
子供の頃は、学校に馴染めなくて不登校だったな…。
外出すると、「あの人、今○○な気持ちみたい」って人の気持ちがわかるし、周りの変化を感じ取る能力が高いみたい。
昔から色々なことが気になって生きづらいと思ってたけど、理由がHSPだってわかって、ホッとしたわ。
うーん、その話、科学的には間違ってるかも。
えっ、何で?!
ネットで出回っているHSP診断って、結構当てにならない物が多いんだ。
それから、HSPは遺伝的な影響と環境的な影響が半分ずつくらいだから、親がHSPだからといって子供もHSPになるわけではないよ。
不登校だからHSP、なんて根拠はどこにもなくて、HSPでも学校に行くのが楽しかった人もいる。
HSPはトレーニングで身に付いたり、コントロールできたりするものではないから、能力ではないね。
あと、HSPだから生きづらいわけじゃない。
HSPでも自分の感覚を活かして、成功している人もいるよ。
ネットや本で見た情報と違うわね。
どういうこと?
HSPについて調べているうちに、「何かおかしいな?」と違和感を覚えることがありませんか?
そうした違和感を解消してくれるヒントが、↓の本に載っています。
HSPとは、環境感受性が高い人のこと
HSPの定義って結局何なの?という答えは、「環境感受性が高い人」ということになります。環境感受性とは、環境の変化や刺激を感じ取る感度が高い性質を意味します。
例えば、周囲の些細な変化にいち早く気付くことができたり、五感の刺激を受け取りやすかったりします。他の人には影響が少ない出来事でも、環境感受性が高い人にとっては影響が大きい場合もあります。
HSPは、良くも悪くも周辺環境からの影響を受けやすい
環境感受性は、HSPだけが持っているものではなく、誰もが持っている特性です。ただ、感受性の度合いには個人差があり、グラデーションのようになっています。
HSPの人は、環境感受性が高く、周りの環境からポジティブな影響を受けやすい反面、ネガティブな影響も受けやすいということです。
環境感受性が高い人は、環境と自分の特性が合っていれば生きやすいですが、合っていない場合は生きづらくなってしまいます。
例えば植物を例に挙げると、ヒマワリは暑さに強く、夏に花を咲かせます。
スノードロップは、寒さに強く、冬に花を咲かせます。
どちらも環境と花の特性が合っていることが大事で、環境と合っていない時期には開花しません。
人も、自分が置かれた環境と自分の特性が合っていれば個性を発揮することができますが、自分の特性と合っていなかった場合は、個性を発揮しづらくなってしまいます。
HSPが環境によって受ける影響例
周囲の環境に適応して生活できているから、環境感受性が高くても、困りが目立たないわね。
ネガティブな影響の方が、HSPの環境感受性の高さが弱い部分として目立ちやすいのね。
冒頭で、「不登校だからHSPというわけではない」という意味は、当人にとって合っている環境かどうかが大事なのであって、合っていれば不登校にはならないということなのです。
まとめ
- HSPとは、環境感受性が高い人のこと
- HSPは、良くも悪くも周辺環境からの影響を受けやすい
- 周囲の環境からの影響がネガティブに反映されると、HSPの環境感受性の高さが弱い部分として目立ちやすい
いかがでしたか?
↓の本には他にもHSPの一般論について解説をしていて、「へー、HSPは○○って言われるけど、科学的には根拠がないんだ!」と知ることができます。
HSPについて気になる方は、是非一度読んでみてくださいね。
HSPの認識が変わりますよ。
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