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「あの人のようにはなりたくない」は半分まで


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生きづらさをゆるめる

「あの人のようにはなりたくない」と思っても、全て変えるのは難しい

他人から受けた言動、特に家族からの言動を振り返って、「あの人のようにはなりたくない」と思う人はいませんか?

そうしたよくない見本を「反面教師」と言いますが、反面教師にするのは半分くらいが限度だと考えておきましょう。

無理をして正反対にしようとすると、それまでの自分の習慣とかけ離れてしまい、うまく対応できずに苦しくなってしまいます。

意識して薄めていっても、半分くらいまで薄められたらいい方だと考えましょう。

自分がされた言動を、他の人にもしてしまう

なぜなら、人は自分がされた言動を他人にもしてしまうからです。

親から「ちゃんと言うことを聞きなさい!」と言われて育った人は、自分の子供に対して「ちゃんと言うことを聞きなさい!」と同じように言ってしまいます。

それが意識できないままの人もいれば、「また、親に言われて嫌だったことを自分の子供に言ってしまった…」と意識できている人もいます。

自分がされて嫌だったことは、他人にはしないぞ!と思っても、実践するのはなかなか難しいです。

これは、「少しずつ変化する」に書いてある通り、今までの習慣を急に変えようとしても、対応が難しくすぐに戻ってしまうからです。

自分が長年続けてきた習慣を変えて、自分がしてもらえなかったことを他人にするというのは、一朝一夕でできることではありません。

「本当は自分がこうしてほしかったのに」と、相手が羨ましくなってしまうかもしれません。

自分がされた言動を他の人にもしてしまった時は

自分がされて嫌だった言動を他の人にしてしまった時は、

①誰の影響なのか?に気づく

②今後変えるならどうするか?を考える

③「~の時には〇〇する」と、次の機会を想定してみる

を考えられるといいかもしれません。

例えば、

状況:子供におもちゃを片付けてと言ったのに、片付けない

自分の言動:「おもちゃ片付けないなら捨てちゃうよ!」と子供に言った

①誰の影響なのか?:自分の親から同じことを何回も言われた

②今後変えるならどうするか?:「子育てに悩んでいる人へ~伝え方のNG例とOK例~」にあった、「おもちゃを片付けたら、おやつを食べよう」と言ってみよう

③次の機会:今、言い方を変えてみよう

といった具合です。

意識して変えるためにも、次はいつ、自分が考えた言動を実践するかまで決められるといいですね。

まとめ

  • 「あの人のようにはなりたくない」という見本にしたくない人がいても、自分の中で習慣化されていると、半分くらいは同じことをしてしまう可能性がある
  • 「あの人のようにはなりたくない」ために、次はどんな言動を心がけるか?を考え、次回の機会を想定し、実践する

2回に1回は変えていけるといいですね。

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