『ある』方に意識を向ける
あなたは、自分が話す時の語尾を意識したことはありますか?
例えば、
- 「旅行に行きたいけれど、お金がない…」
- 「読書をしたいけれど、時間がない…」
- 「部屋の片づけをしようと思っているのに、なかなかできない…」
これらの言葉には、共通することが1つあります。
何だと思いますか?
それは、語尾が「ない」になっていることです。
こんな風に、知らず知らずのうちに、自分が話す時の語尾が「ない」になっていませんか?
「ない」部分にばかり意識が向いていると、苦しくなってしまいます。
意識して、語尾を『ある』に変えてみませんか?
そうすると、自分の考え方や、他の人への伝え方が変わります。
「ない」に偏っていると苦しい
語尾が「ない」になっている状態は、「ない」を過大評価して、『ある』を過小評価しているということです。
「ない」部分ばかりを取り上げていると、自分に自信を持つことが難しくなったり、落ち込んだりしてしまいます。
そうならないために、自分に『ある』ものをもう少し大きく評価して、「ない」と『ある』のバランスを取っていきましょう。
バランスが取れてくると、「△はないけど、〇はあるな」という風に、部分的に分けて考えることができるようになってきます。
そうしたら、『ある』部分を起点に、後は何が必要なのかなど、逆算をするといいかもしれません。
「ない」から始めても、『ある』で終わりましょう。
語尾を『ある』にする練習
①物で練習する
状況:赤いマーカーがある
「ない」の例:黒くない、1色しかない
『ある』の例:赤い、引いた部分が赤くなって目立つ
②語順で練習する
状況:国語の成績はA、算数の成績はCだった
「ない」の例:「国語はできるけれど、算数はできない」
『ある』の例:「算数はできないけれど、国語はできる」
これらは、「自分ができていることに意識を向ける」の言葉編ということになります。
また、語尾を『ある』にするということは、自分だけではなく、他の人への声掛けにも役に立ちます。
語尾が「ない」なのか『ある』なのかで、人を落ち込ませてしまうかもしれないし、励ましてあげることもできるかもしれません。
自分も他の人も前向きに進めるように、言葉を使えるといいですね。
まとめ
自分の語尾から思考の癖を捉えて、
語尾が「ない」になっていたら、『ある』に変える
一度、自分に『ある』ものを1つ1つ取り上げてみるのもいいかもしれません。
意外と、自分はこんなに『ある』んだ、という気持ちが味わえると思います。
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