自分ができていることに意識を向ける

「～ない」思考から抜け出す

日々過ごす中で、「あれもできてない」、「これもできてない」など、無意識に自分で自分を責めていませんか？

「～ない」思考の根底にあるのは、その人の生まれ育った環境です。

人は、言われた通りの人間に育ちます。

親からできていることを褒めてもらえずに育った人は、成長しても自分を褒めることが苦手です。

子供の頃から言われていた、「～ない」という、自分ができていない部分に意識が向いてしまいがちになっています。

「～ない」思考で、できていない部分ばかりに意識が向いてしまうと、自分に自信が持てず、生きづらくなってしまいます。

また、自分だけではなく、他人を見ても、できていない部分に意識が向いてしまいがちになり、知らず知らずのうちに批判的になってしまいます。

まずは自分のできている部分を1つ1つ拾い上げ、少しずつできていることに意識を向けていきましょう。

今とは違う捉え方を身につけることで、よい循環を生み出す

自分ができていることに意識が向くようになると、自分への見方が変わります。

そして、他人のできていることにも意識が向くようになり、他人への見方も変わります。

そうすると、対人関係での物事の捉え方が変わります。

例えば、「自分は○○はできなかったけれど、△△まではできた」といったように、部分的にできたことを抜き出すのが上手になってきます。

他人に対しても同様に、できていない部分とできている部分に分けて捉えることができるようになってきます。

このように、できていることに意識が向くようになると、よい循環を生み出すことができるのです。

自分のできていることを捉える練習

例えば、やろうと思っていたことが半分できたところで時間になった場面で、

あなたはどちらの言い方がしっくりきますか？

①はできていない部分に重点が置かれた考え方です。

②は、できている部分に重点が置かれた考え方です。

②のように、できている部分に基づいて捉えられるように、少しずつ変えていけるといいですね。

まとめ

生きづらさをゆるめるために、

「～ない」から「～はできた」という表現に、少しずつ変えていきましょう。