生きづらさをゆるめる

自分が弱いと感じ、「こんなこと、他人に言っても…」と思っていることはありますか？そんな部分を他人に話してみると、意外と受容してくれたり、共感してくれたりすることがあります。弱さを人にさらけ出し、もっと自分のことを知ってもらう機会を作りましょう。

自分のできていることに意識を向けていますか？「〇ができない」、「△ができない」といった、「～ない」思考に囚われていませんか？自分ができたこと、部分的にでもできたこととできなかったことを分けることで、生きづらさをゆるめることができます。

人は急には変われません。達成したい目標がある時は、現状との間に「これなら少し頑張れば達成できそう」という小さい段差の階段を作り、一歩一歩階段を上るように少しずつ目標を達成して、ゴールを目指しましょう。

生きづらさを感じている時は、生きる喜びが少なくなりがちです。子供の頃に好きだったもの、自分の根っことなっている好きなものを振り返って特徴を掴むことで、今を生きる喜びを増やしていきましょう。

他人の言動に理由もなくイライラしてしまう時、相手が自分が子供の頃に「〇しちゃダメ」など禁止されたことをしていないでしょうか？他人の迷惑にならない範囲内で、子供の頃に「禁止」されたことを許可することで、自分を縛る見えない糸を断ち切りましょう。

「現在の自分は〇〇歳」という実年齢の自分の中には、傷ついたまま時間が止まっている「過去の自分」が何人もいます。「傷ついた過去の自分」を慰めることで、現在を生きやすくする方法を模索します。

日常生活で「イヤ～な気持ち」になった時は、過去の、とりわけ子供時代に似たような出来事で傷ついたことがないか探ってみてください。現在の不快感が過去の影響からくるものだということを意識できると、対人関係や物の捉え方が変わります。

生きづらさを感じる時、その背景にあるのは子供時代に築いた考え方です。周りにいた大人からどんな言動を受けたか、それによってどんな傷つきがあったか、それを意識することで、囚われから抜け出しやすくなります。