生きづらさをゆるめる

自分の好きなものを聞かれた時、固有名詞で伝えていますか？「本を読むのが好き」、「ゲームが好き」では、相手に自分のことを理解してもらうことは難しいです。固有名詞で伝え、自分の好き関心を知ってもらう機会を作りましょう。

自分より下の世代にイライラしてしまう時は、自分が上の世代に受け止めてもらえなかったことが関連しているかもしれません。まずは上の世代との関わりを振り返り、現状をよくするためにはどういうアプローチができるのかを考えてみましょう。

数回の経験から、「〇の時は△しないようにしよう」とルール化してしまうことは、その後の可能性を狭めてしまいます。そのルールが毎回当てはまるものなのかを考え、必ずしもそうでないのであれば、「～でもいいし、…でもいい」と、幅を持たせた考え方をしてみましょう。

自分が「失敗した」と思った時、その出来事を他の人に話していますか？失敗経験を他の人に話すことで、会話のきっかけになったり、自分を知ってもらうための機会につなげることができます。他の人がクスッと笑ってくれるような失敗経験は、思い切って話してみましょう。

他の人から嫌な言動を受けた時、自分の中に抑え込んだままでいると、やがては身体症状となって表れてきます。体のサインとして受け止めつつ、身体症状として出る前に、対策していきましょう。

物事を細分化して、自分が大丈夫だと感じられる部分と、そうではない部分に分けて考えてみましょう。大丈夫だと感じられない部分に焦点を当ててアプローチすることで、改善のヒントが見つけやすくなります。

自分が話す時の語尾を意識してみてください。語尾が「ない」になっていませんか？それでは『ある』が過小評価されている状態なので、語尾を「ない」から『ある』に変えて、バランスを取っていきましょう。

人から手伝いを申し出てもらった時、咄嗟に「大丈夫です」と言って断っていませんか？「これくらい1人でできるから大丈夫」など、自分なりの考えはあるかもしれません。しかし、他人の視点から見ると、人と関わる機会を減らしてしまう可能性があり、もったいないです。

過去の嫌な出来事を主観（自分1人の考え方）で捉えていませんか？それを客観的（他の多くの人が共通して理解できる考え方）に捉え直すと、視野が広がり、生きづらさをゆるめるヒントになります。

「あの人のようにはなりたくない」と思う人がいても、親など自分の習慣形成に大きな影響を及ぼした人から受けた言動は、自分にも根付いています。それらをすべて変えることはなかなか難しく、半分薄められたらいい方です。