自分や、周囲の人たちの愛着スタイルが気になったことはありませんか?今回は、愛着スタイル別の傾向をご紹介します。
愛着スタイル別に傾向は異なる
愛着スタイルによって、同じ状況の時に別々の行動を取ります。
ストレスが溜まった時、人との接触を求めますか?
- 安定型→ほどよく人との接触を求める(安心できる人に相談したり、慰めてもらったりする)
- 不安型→過剰に人との接触を求める(ずっと誰かに側にいてもらおうとする、話を聞いてもらう)
- 回避型→人との接触を避ける
ネガティブな体験を、よく思い出しますか?
- 安定型→ほどほどに思い出す
- 不安型→ネガティブな体験はすぐに思い出すことができるが、楽しかったことを思い出すのに時間がかかる
- 回避型→思い出すのに時間がかかる(ネガティブな記憶へのアクセスが抑えられている)
大事な人のために、犠牲になれますか?
- 安定型→大事な人を救うためなら、自分が犠牲になってもいい
- 不安型→相手が自分の犠牲になるのはいいが、自分が相手のために犠牲になることは嫌がる
- 回避型→相手が自分の犠牲になるのはいいが、自分が相手のために犠牲になることは嫌がる
仕事上の問題を抱えていますか?
- 安定型→問題は少なく、積極的に仕事に取り組み、満足度も高い
- 不安型→対人関係の困難を抱えやすい(仕事そのものよりも、仕事で関わる人に自分が受け入れられているかということが気になる)
- 回避型→職場の人への関心が低く、協調性に欠けるため、孤立しやすい
家族やパートナーなど、身内に対して攻撃的になりやすいですか?
- 安定型→攻撃的にはならない
- 不安型→攻撃的になりやすい(家庭内暴力などに発展する)、相手からの支えが必要なくなると、怒りが爆発する
- 回避型→敵意を抱いたり、攻撃的になりやすい
健康管理に気を使っていますか?
- 安定型→適度な運動をして、食生活にも気を配り、飲酒や喫煙などはあまりしない
- 不安型→気を使っていない上に、痛みに弱い
- 回避型→気を使っていない上に、体調が悪くても自覚が無く、どうにもならない局面になるまで病院へ行きたがらない
大事な人が亡くなった時、どのような反応をしますか?
- 安定型→悲しみながらも現実を受け入れ、肯定的に前に進んでいく
- 不安型→亡くなった人への依存度合いが高ければ高いほど、悲しみや喪失感が大きい
- 回避型→表面上は影響を受けていないように見えるが、体の不調が現れるなど、影響がないわけではない
死ぬことが怖いですか?
- 安定型→怖いと感じるよりも、残された子供たちや社会に貢献できる活動をしようと努力をする
- 不安型→死ぬことについて、怖がったり不安を感じたりする
- 回避型→あまり怖くない
各スタイル傾向まとめ
- 安定型→何事にも程よく反応&対処し、人生の満足度は高い
- 不安型→何事にも過剰に反応し、人生の満足度は低い
- 回避型→何事にも回避的に反応し、人生の満足度は低い
不安定型の愛着スタイルについて、詳細はこちら↓
不安型愛着スタイルの特徴
不安型愛着スタイルの特徴を9つ見ていきます。要因としては、幼少期に求めても、応答に一貫性がなかったため、応答がないことに強い不安を示します。そのため、親密な関係になった相手には依存しやすく、応答してもらえないと激しい怒りを示します。
回避型愛着スタイルの特徴
回避型愛着スタイルの特徴を9つ見ていきます。要因としては、幼少期に求めても応答してもらえず、傷ついた経験から、人と関わることを避け、責任を避け、変化を避けます。また、無気力、無関心、共感に欠ける言動などが見られます。
不安型、回避型の混合型です↓
恐れ・回避型愛着スタイルの特徴
恐れ・回避型愛着スタイルの特徴を9つ見ていきます。幼少期に大人からの応答が不安定な上に予測不能だった結果、不安型と回避型の傾向を両方持っています。一貫性のない言動に対抗するために、自分も一貫性のない言動を身に付けてしまったパターンです。
いかがでしたか?人によっては、安定型よりの不安型愛着スタイル傾向など、複数当てはまる人もいるかもしれません。自分や周りの人の傾向を掴む手立てとして、使ってみてください。
参考文献です↓
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マンガの方が読みやすい方はこちら↓
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