あー、疲れた。
どうしたの?
取引先のC社に行って、プレゼンをしてきたんだけど…。
始まるまで5分くらい時間があったの。
それで、雑談をしなくちゃ…と思って話しかけたんだけど、あまり盛り上がらなくて…。
「雑談をしなくちゃ」って思っている時点で、ストレスだよね。
仲良くなりたいわけでもなく、間を埋めるための会話って負担だよね。
そんな時は、雑談の目的を変えてみるといいよ。
雑談の目的?
そう。相手に「おもてなし」をするって目的から考えるといいよ
雑談で何を話したらいいのかわからない…そんな風に苦手意識を感じている人は多いですよね。今回はそんな人に向けて、前向きに雑談をするヒントをご紹介します。
雑談の目的を「おもてなし」に設定する
冒頭の会話のように、雑談が苦手な人は、雑談をしたくないけれど、しなくてはならないと感じているのではないでしょうか?
そんな人は、180度発想を転換して、雑談の目的を、相手に気分よくしゃべってもらう「おもてなし」のためと考えてみてください。
「おもてなし」の雑談をすることで、自分もリラックスできる
どうして「おもてなし」をするの?
他人に親切にして感謝をされた時、心が温かくなった経験はない?
あれは、オキシトシンという不安や緊張を和らげるホルモンが分泌されているからなんだよ。
だから、自分にとっても相手にとってもメリットがあるんだ。
おもてなし、というとハードルが高いように感じられますが、要は「自分も相手も気分が良くなれるような会話を心がけて話す」ということです。
自分も相手も気分が良くなる雑談のヒント
返報性の法則~まずは自分から自己開示をする~
返報性の法則といって、相手に親切にされたら、自分も親切にしたいと考える人間の心理があります。雑談でもこれを活用して、まずは自分の話をして、相手にも開示してもらう流れを繰り返すと、次第に会話が続くようになってきます。
会話にグラデーションを作る
1つの話題に限定せず、最初の話題から、少しずつ別の話題にずらしていきます。
この前、味噌ラーメンがおいしいお店に行ってきたんだ(自己開示)。
Kさんはラーメン好き?
私はラーメンよりパスタが好きかな。
この前、○○で食べたパスタがおいしかったよ。
パスタが好きなんだね。
○○といえば、新しくオープンしたレジャー施設があるよね。
(話題を食べ物からエリアの話にずらす)
といった感じです。
会話のきっかけは、共通点より相違点から探す
親近感のきっかけは共通点が持っていますが、ある程度親しくなると、共通点で話題を持たせるのは難しくなってきます。そんな時に使えるきっかけが、相違点です。自分と違うところから、雑談につなげることができます。
あ、SさんはAppleWatchを使っているんだね。
僕は使ったことがないんだけど、どんな機能があるの?
(自分との相違点に疑問を持って、相手に質問)
iPhoneに届いた通知を手元で確認できるし、iPhoneが見当たらない時に近くにあるか探せるし、Suicaと連動させて使えるし、歩数計にもなるし、色々便利だよ。
私はAppleWatchが手放せないな。
僕は最近運動不足だから、歩数計になるのはいいね。
Sさんは毎日どれくらい歩いているの?
(話題をAppleWatchから運動にずらす)
といった感じです。
まとめ
- 雑談の目的は「おもてなし」:自分も相手も気分が良くなるような会話を心がける
- 雑談のヒントは、①自己開示、②会話にグラデーションを作る、③相違点を探す
無理せず、雑談を楽しめるようになるといいですね。
参考文献です↓
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