Bさん、来週のプレゼン資料の準備と、会場の準備と、お弁当の手配をお願いします。
すみません、他の仕事もあって準備が間に合いそうにないので、他の人にお願いできないでしょうか?
他の人も色々忙しいんだよね。Bさん、お願いします。
わかりました…。
(最近は残業続きだし、体調も良くないし、もう嫌…)
相手から自分に期待されていることと、自分が相手に期待していることがズレていると感じたことはありませんか?このズレを解決できずに放っておくと、どんどん広がってしまい、うつ病になるなど心身に影響が出てきてしまいます。
役割期待のズレで苦しくならないためにはどうすればいいのか、改善策をご紹介します。
役割期待のズレを改善するには、コミュニケーションを取る
相手からの期待には応えられそうにない、でも、わかってもらえない…。
このように、役割期待のズレを改善できないと、自分にはどうにもできないという無力感が増していきます。
無力感が増して、ズレを改善する行動をやめてしまうと、ズレがどんどん広がっていき、うつ病などの疾患につながってしまいます。
では、ズレを広げないためにはどうすればいいかというと、相手とコミュニケーションを取ることが必要になってきます。
相手に伝えることで、相手に知ってもらうことができる
役割期待のズレに対して、コミュニケーションが不足していると、無力感が強くなります。ここで大切なことが、相手と話すことです。
自分から、自分の思っていることや状況を伝えなければ、相手は知らないままです。どうにもならない場面になった時にやっと話をすると、相手からは「そんなの聞いてない」、「知らなかった」、「どうしてもっと早く言ってくれなかったの?」などと言われてしまい、さらにズレが広がってしまうことになります。
相手と話をすることで、自分が変わるか、相手が変わるかをして、問題が解決できるものであると感じられるようになれば、無力感が減り、悪循環を防止することができます。
役割期待のズレを改善する例
自分の現状(体調、抱えているタスクの量、困っていること、希望することなど)を多角的に伝える
例えば、冒頭の会話では体調が良くないことを伝えていなかったので、その情報をプラスして伝えてみます。
Bさん、来週のプレゼン資料の準備と、会場の準備と、お弁当の手配をお願いします。
すみません、他の仕事もあって準備が間に合いそうにないので、他の人にお願いできないでしょうか?
他の人も色々忙しいんだよね。Bさん、お願いします。
実は最近、眠れないのと食欲がないのとで困っていまして…。元気な時であれば頑張りたいのですが、今は体調が良くないので、一旦他の人にお願いできないでしょうか?
そうだったんですか…。わかりました、他の人にお願いします。
現在は体調が良くないこと、元気であれば頑張りたいけれど今は難しいことをプラスして伝えると、相手の受け止め方も少し変わります。
それでも役割期待のズレが埋まらない場合は、周囲の他の人に相談してみるなど、コミュニケーションを取る人を増やしてみましょう。行動することで、力になってくれる人が見つかるかもしれません。
- それまで話していなかった情報を新たにプラスして対話をする
- 改善が難しければ、周囲の他の人にも相談をしてみる(コミュニケーションを増やす)
まとめ
- 役割期待のズレを改善するには、コミュニケーションを取る
- 相手に伝えなければ、相手に知ってもらえない
- それまで話していなかった情報を新たにプラスして対話をする
- 改善が難しければ、周囲の他の人にも相談をしてみる(コミュニケーションを増やす)
参考文献です↓
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