怒りに任せた言動を避けるために、一旦その場から離れて平静になる
子供と接している時、ついイラっとして怒りに任せた言動をしていませんか?
そして、後になって「さっきの言い過ぎたな…」、「言い方がきつかったかな…」などと後悔することはありませんか?
相手を思い通りに動かすことはできません。
気に入らないことがあったら、自分がその場から離れましょう。
親子共に気持ちよく過ごすためには、衝動的な言動を控えることがポイントです。
そのため、子供の言動にイラっとしたら、まずはその場を離れて1人になり、平静さを取り戻してから状況を整理して、この後どうしたいのか考えてみましょう。
平静さを欠いた発言は、子供を傷つける可能性が高まる
カッとなった時の言動は、その人の考え方のクセが多く反映されており、偏りが大きくなる場合が多いです。
そのため、子供へ与えるダメージも大きくなってしまいます。
必要以上に大人も子供も負荷がかかるのを防ぐためにも、まずは一旦その場から離れて1人になり、
①子供の言動の何にイラっとしたのか
②自分は子供の言動から何を思ったのか
③自分が思ったことは本当に正しいのか
④自分は子供に何を伝えたいのか
を整理してから話すと、子供への伝え方だけではなく、伝わり方も変わります。
平静さを取り戻すための練習
例えば、子供が言うことを聞いてくれない場面に遭遇したとします。
親:子供に「カバンからお弁当箱を出して、流しへ持って行って」と伝えた。
子供:「えー、やだ。めんどくさい」と言って、お弁当箱を出さない。
親はイラっとしたので、一旦その場を離れました。
1人になったところで、この出来事を先ほどのステップに分解してみたいと思います。
①子供の言動の何にイラっとしたのか
- 「えー、やだ。めんどくさい」と言われた。
- お弁当箱を出してくれない。
②自分は子供の言動から何を思ったのか
- 子供は親の言うことは聞くべきだ。
- どうしてすぐに言われたことができないんだ!
③自分が思ったことは本当に正しいのか
- 子供は、親の言うことを絶対聞かなければいけないわけではない。
- 言われたことを、すぐにできなければいけないわけではない。
④自分は子供に何を伝えたいのか
- すぐお弁当箱を出してくれるなら、親が洗おうと思っていた。
- すぐに出さないのであれば、好きな時に子供が洗えばいい。
ここまで整理ができたら、子供のところへ戻って「すぐにお弁当箱を出してくれるなら洗おうと思ってたけど、嫌なら後で自分で洗ってね」という伝え方ができます。
②の、自分がパッと思ったことを子供に伝えるより、意図が伝わりやすくなるはずです。
まとめ
子供の言動に怒りを感じたら、
- 一旦その場を離れる
- ①~④に当てはめて考えてみる
- 平静になったら、子供の所へ戻って話す
時間に追われていると感じる時こそ、あえて意識できるといいですね。
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