今の職場、働きづらいんだよね…。
前はこんな風に思うことはなかったのに、どうしてだろう…?
HSPの人は、些細な刺激にも敏感なため、仕事をしていると職場で疲れやすいです。
しかし、その疲れやすさがどこから来ているのか、どういう理由で来ているのかを考えたことはありますか?
今回は、HSPの人に影響が大きい、職場の変化について解説します。
HSPの人は、一緒に働く人が変わることによる影響が大きい
同じ会社に勤めていても、時々変化が起こる場合があります。
その中の1つが、一緒に働く人が変わることです。
- 自分が異動(別の部署に行くこと)になった
- 上司や同僚など、一緒に働いていた人が異動になった
- 上司や同僚など、一緒に働いていた人が退職をした
- 新しく入社した人と一緒に働くことになった
こうした人の変化は、HSPの人に与える影響が大きいです。
一緒に働く人が変わって、苦手なタイプの人が増えると、同じ会社でも働きづらくなる
なぜなら、HSPの人は、一緒に働く人が変わった時に、自分の苦手なタイプが増えると働きづらくなるからです。
例えば、HSPの人は情報を深く処理する傾向があるため、
新しい職場のSさんが苦手…。でも、私がSさんの言動を深く受け止めすぎなのよね…。
など、自分が見聞きした相手の言動を延々と分析してしまい、苦しくなってしまう場合があります。
非HSPの人からすると「気にしすぎだよ」と言われてしまうようなことが、HSPの人にとっては気になってしまうことなのです。
HSPの人が苦手なタイプの例
では、HSPの人が苦手なタイプの人とは、どんな人のことでしょうか?例を挙げてみます。
- 「この作業は○○のやり方をすればいいよ!」
- 「それは△△でしょ?」
自分の意見を他人に押し付ける人は、相手には相手の考えがあることや、相手には別のやり方の方が合っていることもあるという視点が欠けています。HSPの人とは対照的な価値観をもっているため、一緒にいると苦しくなります。
「この仕事なら30分でできるよね?」
非HSPの人とHSPの人で違う点が、仕事を進める時のペースです。非HSPの人は、あまり細かい所まで気にしないので、勢いよく仕事をして、細かい所が抜けていたりミスがあったりします。
一方、HSPの人が重視するのは、仕事の質です。そのため、仕事を仕上げるスピードは遅いかもしれませんが、ミスがなく丁寧です。こうしたHSPの特性に理解がない人から、同じペースを求められると、HSPの人は落ち着かなくなってしまいます。
一緒に働く人が変わった時、しんどくなってしまったら、周囲の人に相談したり、苦手な人との関わりは最低限にしたりするなど、対策を取ることをおすすめします。
そして何より、一緒に働く人が変わることによる変化に弱いという、自分の傾向を知っておくことも大事です。
理由のわからない心のモヤモヤは、やがて体にストレスとなって現れます。そうなる前に、自分でモヤモヤの原因を分析して、言語化したり、ストレス対策をしたりしてみてください。
まとめ
- HSPの人は一緒に働く人が変わることによる影響が大きい
- 一緒に働く人が変わって、苦手なタイプの人が増えると、同じ会社でも働きづらくなる
- HSPの人が苦手なタイプの例は、自分の意見やペースを他人に押し付ける人
- 一緒に働く人が変わることによる変化に弱いという自分の傾向を知り、ストレス対策を取る
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