うつ病で会社を休職したら、どんな生活になるのか?どんな過ごし方をして、どんな体調になるのか?どう回復していくのか?そんな実体験をご紹介します。
休職開始~2か月:ほぼ引きこもり生活
私の場合は、体調を崩す前から、朝は6時くらいに起きて、夜は23時くらいに眠る生活を送っていました。休職してからも、だいたい同じ生活リズムで過ごしていました。
ただ、睡眠剤を飲み始めるまでは、寝付くまで1時間以上かかったり、眠っても2時間程度で目が覚めて眠れないまま朝になったり、4時ぐらいに目が覚めたりと、睡眠リズムが不安定でした。
不眠と食欲不振、倦怠感、何もしたくないという意欲の減退があり、それまでできていた毎日の入浴や掃除は、数日に1回のペースに落ちました。
一日中ほとんど横になって、スマホを少しいじっては放り出して、またしばらくしてはスマホをいじって…というように、集中力が続きませんでした。何となく、ネットサーフィンをしたり、ゲームをしたり、アニメを見たりしているうちに、一日が終わるような感じでした。
不意に、休職をして、職場の人たちに迷惑をかけてしまった罪悪感で、気分が落ち込みました。上司から体調確認の連絡が来ただけでもドキドキしてしまい、眠れなくなっていました。
休職期間に入ってからの大きな変化としては、ほとんど人と話さなくなりました。私はそれが苦にならず、落ち着いて自分のペースで療養に専念出来てよかったのですが、人によっては1人で過ごすことは辛いのかもしれません。
自炊ができなくなり、どうしてもお腹が空いた時は、近くのコンビニへ買い出しに行っていました。
また、今までできていたことが滞る中、ゴミ捨ては以前と同じくできていました。これは、私がゴミが溜まっているのが我慢できない性格だからかもしれません。
2か月目~3か月目:少しずつ外出し始める
睡眠が不安定だったため、主治医の先生に相談をして、睡眠剤を飲み始めてから、睡眠が安定してきました。そこから、日中に起き上がれる時間が増えてきて、1時間以内の外出を2~3日に1回くらいはできるようになってきました。
徒歩10分くらいの所にあるスーパーマーケットへ買い出しに行き、自炊も少しずつできるようになってきました。しかし、相変わらず食欲は落ちたままでした。
3か月目~4か月目:外出の頻度・時間が増え始める
この時期に、精神障害者保健福祉手帳が交付されました。
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障害者手帳を交付されると、公共交通機関の運賃が割引になる制度を利用できたので、外出しやすくなりました。そのため、外出の頻度や時間が少しずつ増えていきました。
引きこもって体力が落ちていたので、体力作りもかねて、美術館や庭園などに行き始めました。前からたまに美術館などへ行っていたのですが、障害者手帳の提示で入館料が無料になるところもあるので、久しぶりに美術館巡りを再開しました。そして、今まで行ったことがなかった庭園などへも行ってみて、自然を散策すると癒されることを知りました。
行きたい展覧会を探したり、実際に行ってみると、ワクワクしたり楽しい気持ちになることができて、落ち込みは減ってきました。
今後のことを考えると、少し不安な気持ちになることもありますが、サポート資源を活用しながら、少しずつ前に進みたいと思います。
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