HSPの人は五感が鋭く、非HSPの人に比べて刺激を多く受けてしまうので、疲れやすいです。そのため、仕事選びにも気を使いますよね。今回は、感覚別にHSPの人におすすめできない仕事と、その理由をお伝えします。
聴覚：インカムやヘッドセットを付ける仕事
インカムとは、腰にトランシーバー、耳にイヤホンを付けて、手元のマイクで音声を飛ばし、離れたところにいる人と会話ができる無線機です。家電量販店や、ユ〇クロ、無〇良品などの店員さんを見ると、インカムを付けてお仕事をしています。
私は以前、インカムを使用するお仕事をしたことがあるのですが、インカムを付けるのがストレスでした。なぜなら、片耳がふさがっていると、目の前のお客さまの声に集中できないからです。お客さまの話を聞きながら、インカムから流れてくる音声も聞き取るというマルチタスクは、HSPには負担がかかります。また、片耳がイヤホンでふさがった状態は、触覚的にもストレスでした。インカムを使用する仕事は、おすすめできません。
同じような理由で、コールセンターのヘッドセットなども、HSPの人には負担になると思います。そして、仕事内容がお問い合わせ対応だったりクレーム対応だったりすると、HSPの人は高感度に受け止めてしまうので、心理的にもつらいですよね…。また、触覚的にヘッドセットを付けてると耳が痛くなることがあるので、そこもおすすめできない理由です。
肌感覚：制服を着用する仕事
HSPの人は肌感覚が繊細なので、暑がり、寒がりの人が多いです。そのため、非HSPの人より、こまめな体温調節が必要になります。制服を着用する仕事の場合、私服よりも衣服での調節がしづらいです。
私は以前、制服を着用する仕事をしていましたが、夏はクーラーで冷えてしまい、冬はエアコンで暑かったり、空調があまり効かない現場では寒かったりしました。厚着をしたくても、規定で制限があったため、インナーを何枚も重ねたり、厚手のタイツを履いたりするくらいしかできませんでした。上のイラストのように、膝丈スカートだと、膝から下が寒くて冷えました…。
嗅覚：香水やアロマなど、匂いが強いものを扱う仕事
嗅覚が過敏な人は、匂いが強いものを扱う仕事は避けた方がいいです。例えば、香水の販売員、アロマショップの販売員などです。色々な香りを扱うお店だと、得意な香りもあれば、苦手な香りもあります。また、タバコが吸える飲食店や、喫煙スペースの掃除がある仕事なども、匂いで気分が悪くなってしまうことがあるので、避けた方がいいです。
視覚：パソコンをメインで使う仕事
パソコンの画面ばかり見ていると、疲れてしまう場合があります。パソコン業務とそれ以外の業務が半々の仕事の方がおすすめです。
まずは、自分が五感の中で、どれが過敏かを考えてみましょう。
最低でも、一番過敏な感覚への負担が少ない仕事を選べるといいですね。
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