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不安定型愛着スタイルの甘え方は裏返し~つい意地を張ってしまう場面の対処法~


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愛着障害

片付け手伝おうか?

うーん…自分でやるから大丈夫。

わかった。

…うーん、やっぱり手伝って!

相手の言動に対して素直に甘えたいのに、なぜか最初は否定してしまう、そんなことはありませんか?こうした言動は、安全基地が機能していないことに由来する、愛着障害の特性と言われています。

安全基地が機能していないと、甘え方が裏返しになってしまう場合がある

幼少期に安全基地が築けないと、愛着が不安定なまま成長します。

安全基地が機能していない状態について、詳しくはこちら↓

脱愛着と危機基地
愛着対象との間に安定した絆が築かれないと、子供に様々な影響を与えます。愛着対象が消失すると、脱愛着をして、他の愛着対象との絆を新しく形成します。また、愛着対象が子供の安全を脅かす危機基地になると、子供の言動は無秩序となり、不安定になっていきます。

その場合、甘えたくても素直に甘えられなくなってしまいます。

また、大人から自分の望む応答を引き出せるように試行錯誤していた、幼少期の戦略が続いている場合もあるかもしれません↓

統制型の愛着パターン3戦略:支配、従属、操作
大人からの応答に一貫性がない時、子供はどうにかして応答を引き出そうとします。それは統制型の愛着パターンと呼ばれ、戦略が3つに分かれます。子供は相手をよく観察して戦略を使い分け、大人をコントロールしようとするのです。

安定型愛着スタイルの人が身に付けている柔軟性が欠けている

原因は愛着スタイルによって異なりますが、回避型であれば甘えようとしても愛着対象から応えてもらえなかった、不安型であれば甘えようとしても応えてもらえたり応えてもらえなかったりした、などが考えられます。

安定型愛着スタイルの人は、柔軟性を持って人と接することができます。例えば、相手と会話を進める中で、相手の気持ちを考えたり、時には譲ったり、自分の意見が通らなくても切り替えたりすることができます。こうしたスキルは、安全基地が機能しているからこそ身に付くものです。

不安定型愛着スタイルの人は、こうした柔軟性を身に付けることが難しかったため、相手の気持ちを考えたり、時には譲ったり、自分の意見が通らなくても切り替えたりすることが苦手な傾向にあります。そのため、相手にとっても自分にとっても良くないことだと頭ではわかっていても、その場になると、つい、意地を張ってしまう場合があります。

つい、意地を張ってしまう時の対処法

4W1Hで考えてみる

Who?(誰)

つい、意地を張ってしまう相手は誰ですか?

よく意地を張ってしまう特定の相手はいますか?

例:安全基地を形成できなかった母親に対して、意地を張ることが多い

Why?(なぜ)

どうして意地を張ってしまうのですか?

思い当たる理由はありますか?

例:幼少期、母親に甘えたくても甘えられなかった怒りが、裏返しになって出てきている

When?(いつ)

つい、意地を張ってしまう時はいつですか?

特定の場面はありますか?

例:ストレスが溜まっている時は、意地を張ってしまう

Where?(どこで)

つい、意地を張ってしまう場所はどこですか?

特定の場所はありますか?

例:家の中で意地を張ってしまうことが多い

How?(どうやって)

どんな風に意地を張ってしまいますか?

特定の傾向はありますか?

例:自分が本当に思っていることとは逆のことを言ってしまう

4W1Hのどこかを崩す

Aさんをモデルにして考えてみます。

Aさん
Aさん
  • 意地を張ってしまう相手:母親
  • 意地を張ってしまう理由:幼少期、母親に助けを求めても応じてもらえないことがあった(母親が不安型愛着スタイル)
  • よく意地を張ってしまう場面:ストレスが溜まっている時
  • よく意地を張ってしまう場所:家の中
  • どうやって意地を張ってしまうか:母親の言動を否定してしまう

対処例を3つ挙げてみます↓

①対象から離れる

よく意地を張ってしまう相手から、物理的に離れる

例で言うと、母親から離れることで、甘えたくても甘えられないという心の葛藤を減らすことができます。

②場面を変える

発生しやすい場面では1人になる

③場所を変える

別の場所を設定する

例で言うと、ストレスが溜まっている時は、家の中で母親との接触を避けることで、発生頻度を減らすことができます。

実況中継をしてみる

つい意地を張ってしまう場面に遭遇してしまった時は、頭の中で実況中継(セルフモニタリング)をしてみます。

例えば、

おーっと、手伝いを申し出た母親に対して、自分でやると言いました。

しかし?本当に自分でやるのか?

本当は手伝ってほしいんじゃないのか?

さぁ、どうする?

やっぱり手伝って、と言うのか?言わないのか?!

など。

目的としては、自分を俯瞰する、一歩引いた場所から冷静に眺めてみることで、自分のこだわりに気づいたり、本当はどうしたのかということに焦点を当てたりするというものです。

If then(イフ ゼン) ルールを決めておく

「〇〇な状況の時は、△しよう」など、あらかじめ特定の条件下における自分の行動を決めておきます。これは、それまで築いてきてしまった、良くないパターン(自動思考)を改善するのに役立ちます。

例えば、母親からの誘いを最初は拒否するも、本音では拒否したくないという出来事を何度か繰り返しているようであれば、「もし、母親から誘われたら、とりあえず肯定する」と決めてしまいます。そうすると、その場面になった時の心理的な葛藤を減らすことができます。

自分の心にまず湧いてくる気持ちは本音の裏返しだと捉えておくことで、じゃあ裏の裏である表(自分の本心)を出そうという、それまでのパターンを変更したい時に使えます。

まとめ

  • 安全基地が機能していないと、甘え方が裏返しになってしまう場合がある
  • 不安定型愛着スタイルの人は、安定型愛着スタイルの人が身に付けている柔軟性が欠けている
  • つい、意地を張ってしまう時は、その要因を探り、どこかを崩してみる

個人的な意見としては、安全基地を形成できなかった相手や、親密な関係になった相手に対して、裏返しの甘え方が出やすいのではないかなと思います。そうした傾向を把握しつつ、何かしら改善の糸口が見つかるといいなと思います。

参考文献はこちら↓

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