愚痴を聞かされて困った時は、自分の行動を変える
あっ、Iさん聞いてよ~。
どうしたの?
昨日、先輩と飲みに行ったんだけど、つまんなくて。
「昔はもっと大変だったんだぞ。今は楽なもんだ」とか言われてさ。
昔の話をされても困るよね。他にもさ~(愚痴が続く)
そ、そうなんだ~(いつまで愚痴が続くのかしら…)
このように、相手の愚痴を延々と聞かされて、困ったことはありませんか?
HSPの人は、話を聞くことが上手な人が多いです。親身に耳を傾けるため、人によっては「この人なら何でも聞いてくれる」と思われてしまい、次第に特定の人に会うと、愚痴ばかり聞かされて困っている、という人もいます。
HSPさんはミラーニューロン(他人の行動を見て、まるで自分が行動しているかのように反応する神経細胞)が活発なので、相手のネガティブな感情を自分のことのように感じてしまう場合があります。これはしんどいですよね。
こうした困った状況を改善するための対処法を考えていきます。
自分の行動を変える
今回の場合であれば、話を聞き続けるのをやめる、ということになります。
自分の行動を変えると、相手の行動も変わってくる
相手の行動を変えることはできないけれど、自分の行動を変えることはできる
現状は、
- きっかけ:相手が愚痴を言う
- 自分の行動:相手の話を聞く
- 結果:相手は愚痴を話し続ける
というサイクルが回っています。
2番目の「自分の行動」を変えることで、3番目の「結果」を変えることを目指します。
例えば、
- きっかけ:相手が愚痴を言う
- 自分の行動:相手の話とは別の話題を話し始める
- 結果:話題が切り替わる
といった具合です。3番目の結果が変わらない場合は、2番目の自分の行動を変えてみることで、「この人にはこの行動を取れば、愚痴を話し続けることはなくなる」という方法を獲得しましょう。
これができるようになってくると、相手の愚痴を聞き続けて困るという状況は減ってきます。また、相手も「この人はあまり愚痴を聞いてくれないな」と感じたら、他に愚痴を聞いてくれる人を探して離れていきます。「愚痴のゴミ箱」から逃れましょう。
自分の行動を変える具体例
あっ、Iさん聞いてよ~。
どうしたの?
昨日、先輩と飲みに行ったんだけど、つまんなくて。
「昔はもっと大変だったんだぞ。今は楽なもんだ」とか言われてさ。
昔の話をされても困るよね。他にもさ~(愚痴が続く)
そっか~。(ここで話題を切り替える)
そういえば、この前言ってた映画、私も見てきたよ。
やっぱり最後のシーンで感動したよ。
あ、映画見に行ったんだ。
そうでしょ、最後のあの場面が泣けるよね~。
今回は、話題を切り替えることで、愚痴を中断させることができました。
他にも、
- 「○○があるから、そろそろ行くね」などと伝えて、相手から離れる
- 「△時から会議があるから、5分なら話を聞けるよ」と聞く時間を設定してから話を聞く
- 「そういえば私もこの前ね…」など、自分も愚痴を聞いてもらう
などの方法があります。
自分の行動で、相手の行動がどのように変わったかを観察して、試行錯誤してみてください
まとめ
自分の行動を変えることで、相手の行動を変える
相手にとって、都合のいい人から卒業しましょう。
そして、不要なネガティブ感情を受け取る機会を減らしましょう。
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