HSPの人が心療内科・精神内科を探す時は、先生のコラムや著書を見る
うーん、どうしようかなぁ…。
どうしたの?
最近、眠れなかったり、食欲がなかったりするの。
それで心療内科を受診しようと思ってるんだけど、どの病院がいいのかわからなくて…。
HSPの人は、些細な刺激も感受してしまいます。それらが処理しきれずに蓄積されていくと、やがて身体の不調として表れる場合があります。そんな時は、病院を受診することも選択肢の1つに上がってきますが、どの病院に行ったらいいのか、悩みますよね。
家から近い病院がいいのか?それとも、口コミを見て良さそうな病院がいいのか?
調べていると、キリがないですよね。
しかし、HSPの人は、一般の人と同じように病院を選ぶと、傷つく場合があるかもしれません。
全てのお医者さんが、HSPの概念に肯定的なわけではない
なぜなら、お医者さんの中には、HSPの概念に否定的な人もいるからです(詳細はこちら)。
HSPに否定的なお医者さんに当たってしまうと、高確率でお医者さんの言動にショックを受けることになります。例えば、初診で「HSPなんて気のせいだよ」などと言われる場合があります。
心療内科・精神科を受診するタイミングというのは、誰しも心身に不調を抱えて、弱っている時です。そんな状態の時に、元気な時でも言われたら傷つく言葉を聞かされたら、ただでさえ弱っている所に追い打ちをかけられてしまいます。
そうした不要な傷つきを低減するために、病院を選ぶ時のポイントをお伝えします。
心療内科・精神科を選ぶ時は、ホームページにHSPの記述があるか、先生がHSPに関する著書を出版しているか、などを確認する
少なくとも、こうした病院の先生であれば、HSPに対する無理解な言動を受ける可能性が低くなります。
傷つきを低減する病院選びの例
通える範囲の場所で、その病院の先生がどのようにHSPを捉えているのかを把握する
HSPの本を出版している精神科医の本を読んで、自分がピンときた先生の病院を受診してみる
- 口コミで先生が共感性に欠けるなどのレビューが一定数ある場合は、候補から外すのも手
- 大事なのは、他人の評価よりも、自分が受診した時の先生の印象
- 自分の直感はどう感じたのかを重視する
先生の性格や、治療方針は千差万別です。まずは、一番気になった先生の病院を受診してみて、違うな、と思ったら別の病院も受診して、最終的に自分が通う病院を決めるという方法もあります。HSPの高感度なセンサーで、好反応を示した先生を選べばいいと思います。
それでも病院選びで悩んだ時は、こんな問いかけを自分にしてみてください。
病院選びで悩んだら、「半年後もこの病院に通ってる?」と自分に問いかける
心の不調が半年経っても改善されない場合、2つの公的なサポートを受けることをおすすめします。
それが、自立支援医療受給者証(詳細はこちら)と、精神障害者保健福祉手帳(詳細はこちら)です。
些細なことが気になるHSPの人は、生きづらさを抱えている人が多いです。例えば、職場の人間関係で悩んでいる、仕事が長続きしない、収入が安定しない、などです。そのため、公的なサポートを受けつつ、自分の心身と向き合っていけるといいのではないかと思います。
半年、というのが、精神障害者保健福祉手帳の診断書を書いてもらう際の、必要要件になります。途中で転院しても、申請の際に前の病院と連携が取れるのであれば問題はないのですが、心身が不調の時に煩雑な手続きを増やす必要はないと思います。そのため、できれば半年間は継続して1つの病院に通い、半年経過したら、手帳の申請を先生に相談してみるのも1つの方法です。
また、自立支援医療受給者証は、適用を受けられる病院は1か所しか指定できないため、継続して通う病院を決めたら、申請してみましょう。個人差はありますが、医療費を軽減することができます。
まとめ
HSPの人が心療内科・精神科を選ぶ時は、
- ホームページにHSPの記述があるか、先生がHSPに関する著書を出版しているか、などを確認する
- 他人の評価よりも、自分の直感を重視する
- 病院選びで悩んだら、「半年後もこの病院に通ってる?」と自分に問いかける
現状を改善したくて病院を受診したのに、却って傷つく経験をしてしまうのは嫌ですよね。
しかし、実際に病院へ行って先生と話してみないことには、継続して通院したいと思えるか思えないかはわかりません。
傷つくこともあるかもしれないけれど、そうした経験が、よりよい病院・先生を選ぶ糧となります。
傷つきを低減する方法を取りつつ、自分に合った病院が見つかるといいですね。
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