HSP向け、住まい探しのポイント第2弾(第1弾はこちら)です。
第1弾で取り上げた、聴覚以外のポイントをご紹介します。
嗅覚
嗅覚過敏なHSPさんは、匂いは気になる点だと思います。お部屋の中と外の匂いに注意しましょう。
部屋の間取り:ワンルーム以外
ワンルームはキッチンと部屋に仕切りがなく、キッチンで調理した料理の匂いが、そのまま部屋中に広がってしまう
ワンルームは匂いが部屋中に広がってしまうので、洋服や寝具に匂いが移らないか気になる、という声もあります。
1K、1DK、1LDKなどは、キッチンと部屋の間にドアがあるので、ドアを閉めることで、キッチンからの匂いが軽減される
赤い線で囲ってあるドアを閉めると、料理の匂いが部屋まで広がらないのでおすすめです。食後にキッチンの換気扇を回せば、しばらく経つと匂いは気にならなくなります。
しかし、料理をあまりしない人は、そんなに匂いが気にならないという意見もあります。自炊の有無によって、優先度が上下するかもしれません。
ゴミ置き場:ボックス式
ゴミ置き場がボックス式だと、匂いが多少軽減される
日々の生活に欠かせないのが、ゴミ出しです。ゴミ置き場がボックス式の方が、匂いを多少軽減してくれます。
ネット式は匂いやすい上に、カラスがつついて中身を出すことがあるので、あまりおすすめできません。
内覧の時は、ゴミ置き場もチェックしてみてください。
物件のタイプ:禁煙物件や築浅物件
匂いで気になるのがタバコです。隣の人がタバコを吸っていると、匂いが漂ってくることがあります。あまり数は多くないようですが、物件によっては禁煙物件もあるので、気にしてみるのもおすすめです。
また、築年数が古くなると、その部屋に蓄積した匂いや、排水口の匂いが気になるかもしれません。部屋の中の匂いが気になる場合は、築浅物件の方がそうした匂いは少ないと思います。
物件周辺環境:飲食店など、匂いが漂ってくるお店がないか
近くに飲食店があると、部屋の窓を開けた時に、外から匂いが漂ってくる場合があります。物件から見渡せる範囲や、徒歩5分圏内に、こうしたお店がない部屋がおすすめです。
触覚(肌感覚)
HSPは繊細な肌感覚を持っているため、暑がり・寒がりの人が多いです。適温から少しでも外れると、敏感に身体が反応します。そんな繊細な体に対応できる物件の条件を考えてみました。
部屋の設備:温度調節ができる設備が整っている
気温の変化に対応できる設備があると安心(エアコン、浴室乾燥機、温水洗浄便座など)
例えば、エアコン付きであれば、室内を自分が快適に過ごせる温度に調節できます。浴室乾燥機は、冬の寒い時期に暖房を使うと、浴室が暖まります。温水洗浄便座も寒い時は重宝します。
間取りの注意点としては、ワンルーム以外の間取りは、キッチン側にエアコンがついていないことが多いので、サーキュレーターを使ったり、ヒーターを使ったりするのがおすすめです。
部屋の場所:角部屋より、間の部屋
角部屋より、間の部屋の方が、外からの影響を受けにくい
窓が多い角部屋は、熱が出入りしやすく、外気温の影響を受けやすいため、夏は気温が上がりやすく、冬は気温が下がりやすい傾向があります。そのため、結露が起きやすくなったり、冷暖房効率が落ちたりする場合があります。
部屋の立地:日当たり、風通しの良さ
北側以外の部屋を選ぶ方がおすすめ
一般に、北側の部屋はあまり日当たりが良くなく、気温は低めで湿気が溜まりやすいとされています。
冬は暖房器具で部屋を暖めると、室内と室外の気温差で結露が発生しやすくなります。結露を放っておくと、お部屋の壁紙がはがれやすくなったり、カビが生えやすくなったりするので、注意が必要です。
洗濯物も乾きづらいのが難点ですが、これは浴室乾燥機があればカバーできます。
物件の構造、周辺環境をチェックして、風の流れを確認する
間取りで言うと、窓が1面しかない、窓が共用廊下側にあって開けづらいなどです。
周辺環境としては、周りを高層ビルに囲まれていないか、外の道路と近すぎないか、などです。
賃貸物件を探す時のおすすめサイト
こちらは、担当コンシェルジュさんとのチャット形式でお部屋探しができます。
希望条件等を登録すると、条件に合うお部屋を紹介してくれます。
注意点は、物件情報のエリアが限定されていることです。扱っているエリアは一都三県(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)と関西の一部(大阪、京都、兵庫、奈良)のみになるので、このエリア以外で探したい人は、別のサイトを利用してみてください。
登録して驚いたのが、コンシェルジュさんのスピーディーな対応です。とにかく速い!登録して数秒でメッセージが届きました。
こちらのコメントに対して、すぐにヒアリングや提案をしてくれて、テンポ良く最適なお部屋探しを手伝ってくれます。
チャット欄とは別枠で、物件を紹介してくれる「お部屋」という枠があるのですが、気に入った物件がなかった場合は、「気に入る物件がなかった」というボタンをタップすると、「築年数が古い」など、理由を選んで送信することができます。そうすると、次回以降はその理由に合った物件を紹介してもらえます。
それでも気に入った物件が見つからない場合は、何と、不動産業者間でしか見られない、未公開物件も紹介してもらえます。他の人がチェックしていない物件をいち早く見られるので、よりたくさんの物件情報の中から、希望に合うお部屋を探すことができます。これは大きなメリットですね。
また、営業時間は9:30〜深夜0:00まで対応しているので、忙しくて不動産屋さんに来店する時間が取れない人、家に居ながらお部屋探しを進めたい人におすすめです。ぜひ活用してみてください。
→手間をかけずお部屋を探したい方はこちら一人暮らしを始める時、参考になった本
一人暮らしを始めるにあたって、気になるのがお金の問題です。
私は↓の本を読んで、不要な初期費用を抑えることができました。
賃貸物件を借りる時や退去する時、必要以上にお金を取られないためにはどんなことに気を付ければいいか、他にもお金にまつわるあらゆる知識を解説してくれている良本です。まずは読んでみることをおすすめします。
本を読むのはちょっと…という人は、YouTubeに著者の解説動画があるので、こちらもおすすめです。不動産ってぼったくりが多い業界なんだということを、今回初めて知りました…。
あらかじめ知識を付けておかないと、損してしまうんですね。
まとめ
HSPさんにおすすめの一人暮らし物件を嗅覚・触覚(肌感覚)から考えると、
- 間取りはワンルーム以外
- ゴミ置き場はボックス式
- 禁煙物件や築浅物件
- 物件周辺に、飲食店など匂いがするお店がない
- エアコン、浴室乾燥機、温水洗浄便座など、気温の変化に対応できる設備があると安心
- 角部屋より間の部屋の方が、外からの気温の影響を受けづらい
- 部屋の向きは北側以外がおすすめ
- 風通しの良さをチェックする
自分の感覚で気になるところから、優先順位を付けて探してみてください。
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