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生きづらさを感じたら、子供時代を振り返る


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生きづらさをゆるめる

苦手だと感じる人には、自分の子供時代の傷が隠されている

突然ですが。

あなたの周りに、苦手な人はいますか?

私はいます。職場の先輩、Aさんです。

Aさんは、仕事をテキパキこなす、パワフルな人です。

自分の意見をしっかり持っていて、納得がいかないと「それは〇〇の方がいいんじゃない?」と率直に発言し、場の流れを変えます。

また、後輩へ助言する時は「△はしちゃダメだよね」など、ハッキリ言う人です。

Aさんがいると、その場の空気がピリッとしているようで、私はAさんに近寄るのが苦手でした。

でも、Aさんを肯定的に見ている人たちもいました。

「Aさん、いつもウチの職場を引っ張っていってくれて、ありがとう!頼りにしてるよ」

そんなやりとりを聞いたことがあります。

では、なぜ私はそう思えないのでしょう?

子供の頃に大人からされて嫌だった言動を、苦手だと感じる人が持っている

理由はおそらく、私の子供時代にあると思います。

Aさんは、私の祖母に似ている部分があります。

それは、自分の意見をハッキリと伝え、押し通す傾向があるところです。

私は子供の頃、祖母に自分の意見を伝えても受け入れてもらえず、しばしば自分の本当の気持ちを飲み込まなくてはいけない時がありました。

私は職場でAさんに自分の意見を伝えて却下された時、何とも苦い気分を味わいます。

そして、こう思います。

「どうせAさんに自分の意見を伝えたところで、受け入れてもらえるわけないよね」と。

しかし、それは本当なのだろうか?と後で冷静に考えると、Aさんに自分の意見を受け入れてもらえなかった時もあるけれど、受け入れてもらえた時もありました

問題なのは、私がAさんに祖母を重ね、苦手な部分を大きく見ている可能性があるということです。

つまり、私の子供の頃の経験が、何十年と経った現在にも意識に影響を及ぼしているということです。

子供の頃、大人から受けた言動で形成したパターンを探る

私は子供の頃、

①祖母に何か言われる

②自分の意見を伝える

③祖母に自分の意見を受け入れてもらえない

という経験を積み重ねた結果

「どうせ、人に自分の意見を話しても仕方がない」

と、自分の意見を話すことを諦めがちになりました。

その結果、対人関係で自分の話をすることを避けるようになり、周りからは

「何を考えているのかわからない」

「つかみどころがない」

などと言われるようになってしまいました。

そうした出来事を何度となく重ねてから、私は「他人に自分のことを話すことは大事なこと」だと気づくようになりました。

それからというもの、少しずつではありますが、私は自分の気持ちや、自分が好きなものや興味があるものなどを、人に話すように心がけています。

まとめ

日々過ごしていて、「なんかうまくいかないな」、「生きづらいな」と感じることがあったら、

  • 子供時代に自分がどのような経験をしたか
  • そこからどんな考え方を身につけたか
  • その考えに囚われて、偏った見方をしていないか

を振り返ってみてください。きっと参考になると思います。

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