行動する前に、まずは自分に問いかけてみる
相手から助けを求められたわけではないのに、「私が~しないと」と感じて、自分から動いたことはありませんか?
自分がしてもいいと思うなら、動いてもいいのかもしれません。
しかし、親切なようでいて、それは相手のためにはならないかもしれません。
愛着障害・不安型スタイルは、相手が必要としていることを自分本位に考えて行う傾向があります(詳細はこちらを参照)。
また、HSPは、高感度な感受性で、相手の必要としていることをキャッチする傾向があります(詳細はこちらを参照)。
一歩離れて見てみると、これらは自分と相手の境界線が曖昧な状態ということになります。
そんな時は、「これは私がしなくちゃいけないこと?」、「これをすることは、相手のためになるのかな?」など、一旦立ち止まって、自分に問いかけてみることが大切です。
行動するのは誰のため?に意識を向ける
愛着障害・不安型スタイルを形成する原因の1つに、過保護・過干渉があります。自立心を妨げられた結果、刺激に過敏になったり、自分で自分のことがわからなくなったり、自分で体験する機会を失ったりしてしまいます。
これがどういうことかというと、求められていないのに手出し口出しをすると、相手のためにならないということです。
例えば、足を怪我している人がいても、何から何まで面倒を見なければいけないわけではありません。
相手から「~して」と言われても、必ず応えなくてはいけわけではありません。
その時の気分で、したいと思ったらしてもいいし、そうでなければしなくてもいいのです。
自分はどうしたいのか?
行動するとしたら、何のため、誰のために行動するのか?
行動する前に自分に問いかけてみてください。
自分の中の何かに追い立てられている、相手から迫られていると感じた場合は、無理をしなくていいのです。
自分に問いかける練習
家族が足を怪我して、松葉杖を使って生活している
足を怪我して歩くのが大変そうだから、家の中のことは、全部自分がやらなくちゃ!
- それって相手のためになるのかな?
- 相手はそうしてほしいって言ってる?
- 自分がやると、相手が松葉杖を使って歩く練習をする機会を奪うことになるけれど、いいの?
- 怪我をした人は、何でも人にやってもらえばいいのかな?
- 自分でした方がいいこともあるよね?
まとめ
- 人に何かしてあげないと、と感じた時は、「これはしなくちゃいけないこと?」、「これをすることは、相手のためになるのかな?」など、行動する前に自分に問いかけてみる
- その時の気分で、したいと思ったらしてもいいし、そうでなければしなくてもいい
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