選択肢から子供が選ぶことで、行動を促す
子供に「~してね」と伝えた時、「嫌だ!」と言われたことはありませんか?
そこであなたは「~したら、おやつ食べようね」と伝えました。
しかし、それでも子供から「嫌だ!」と言われてしまいました。
こんな時は、ある方法を使うと、行動を促すことができます。
それは、選択肢を用意することです。
大人から選択肢を提示されると、子供は自分で選んで行動します。
つまり、子供の自主性を尊重して、行動を促すということです。
子供は自分で選びたい
なぜ選択肢が必要かと言うと、子供自身が選ぶことが重要だからです。
大人でも、自分のことに置き換えれば、想像がしやすいと思います。
例えば、職場の同僚から、
①「この仕事を手伝ってくれたら、チョコレートをあげるよ」と言われた時
②「この仕事を手伝ってくれたら、チョコレートかケーキをあげるよ。どっちがいい?」と言われた時
あなたなら、どちらの言われ方なら仕事を手伝おうと思いますか?
おそらく、②の選択肢が用意されている方だと思います。
なぜなら、自分でご褒美を選べるからです。
子供も同じように、1つだけ決められたご褒美を言われるよりも、選択肢から自分でご褒美を選べる方が、行動を起こしやすくなります。
選択肢を用意して伝える例
子供にしてほしいことと、選択肢の例を、3つご紹介したいと思います。
1.子供にしてほしいこと:お皿洗い
選択肢:「お皿洗いはデザートの前がいい?後がいい?」←タイミングを子供が選べる
2.子供にしてほしいこと:宿題
選択肢:「宿題をしたら、おやつは何を食べる?りんご?みかん?」←好きな方を子供が選べる
3.子供にしてほしいこと:ボール遊びは、室内ではなく外でしてほしい
選択肢:「ボール遊びは外でする?それともボール遊びをやめる?」←やるかやらないかを子供が選べる
選択肢は、2~3個程度が選びやすくていいのではないかと思います。
選択肢が多すぎると、かえって決めるのに時間がかかってしまいます。
ポイントは、「子育てに悩んでいる人へ~伝え方のNG例とOK例~」のOK例を参考にしていただいて、行動した後のいいことを伝えること、そして選択肢を用意して伝えることです。
選択肢をご褒美制にしたい場合は、普段からどのようなものをご褒美として提示するのが子供にとって有効なのか、子供を観察して、把握しておけるといいですね。
まとめ
子供にしてほしいことがある時は、
・選択肢を2~3個用意して、行動するタイミングやご褒美の内容を、子供に選んでもらう
自分で選び、自分で行動してもらいましょう。
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